野外フェスから まちフェスへ「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」
沖縄本島中部に位置し、那覇市に次いで人口の多い沖縄市。かつて、この地域に存在した「コザ市」の名残から、市の中心部は「コザ」の愛称で親しまれています。近隣にある米軍基地の影響を受け、街には英文字表記の店が並び、外国人が行き交う…沖縄文化とアメリカ文化がチャンプルー(混ぜこぜ)された街がコザなのです。
そのコザの街で手作りイベントとして始まったのが「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」。
今回は、ピースフルラブ・ロックフェスティバルについて紹介します!
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ピースフルラブ・ロックフェスティバル詳細
元々は、60年代に活躍した沖縄ロック界のレジェンド「紫」の再結成コンサートとして1983年にスタートしました。2回目以降は複数のアーティストが出演するようになり、「愛と平和」を掲げて沖縄の夏の風物詩として定着しています。「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」は、日本の数ある夏フェスの中でも歴史あるイベントで、沖縄最大級のロックフェスなのです。
例年、会場として使用されていた「沖縄市野外ステージ」は、観光用の闘牛場を改装したもの。すり鉢状の客席が円形の闘牛場を囲み、闘牛場部分の砂地はフリースタンディングのアリーナ席になっていました。
壮快な青空のもと、沖縄の過去、現在、未来のミュージックシーンを体感でき、会場全体が音楽を通して一体感を楽しめるようなロックフェスを開催してきたのです。
会場の入り口には、やきそば、タコライス、物販などの屋台も出ます。客席を囲むようにビールや泡盛など飲み物の出店もあり、音楽のお供も充実しています。
出演するのは、オキナワンロックシーンの基礎を支えてきたベテランミュージシャンや全国にその実力を認められたオキナワンインディーズバンド。そして、これからを担う新人バンドやオーディションを勝ち抜いたインディーズバンドも出演します。沖縄の音楽シーンを支える新たな才能の発掘にも力を入れているのです。
このような背景もあり「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」は新人バンドの登竜門としても注目されています。沖縄で音楽活動をする若者たちが憧れ、目標としているステージでもあるのです。
「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」の持つ独特の雰囲気に魅せられ、本土各地からメジャー、インディーズを問わず参加を希望するミュージシャンも増えました。
韓国からの招待アーティストや大阪でのオーディションバンドも交え、音楽による地域交流も図っています。
昨年2016年は、ORANGE RANGEやD-51、きいやま商店など沖縄出身の豪華アーティストも出演。今年2017年はどんなバンドが出演するのか…「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」で、これから注目すべき新人バンドに出会えるかもしれません。
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【日程・チケット】
2017年7月8日(土)12:00~21:00
全席自由
*以下は昨年2016年の情報*
前売り:3500円
当日券:4000円
小学生:1000円(父兄同伴者のみ・当日のみ)
【会場】
コザ・ミュージックタウン(沖縄県沖縄市上地1-1-1)
【アクセス方法】
(車利用の場合)
*那覇空港→会場
〈車〉約50分
(バス利用の場合)
*那覇空港→沖縄南IC 下車
〈高速バス111〉約50分 1040円
*沖縄南IC→会場
〈徒歩〉約15分
沖縄のタクシー料金は安いので、会場までタクシーを利用しても良いかもしれません。
〈タクシー〉約10分 約550円
【駐車場】
コザ・ミュージックタウン施設内に立体駐車場完備(約230台)1時間100円
満車の際は近隣の駐車場やコインパーキング利用。周辺に有料駐車場が沢山あります。
【見どころ】
昨年2016年まで会場として使用してきた「沖縄市野外ステージ」が改修工事を行うため、今年2017年からは沖縄市の中心「コザ・ミュージックタウン」に会場を移すことが決まっています。
「コザ・ミュージックタウン」はミュージックタウン音市場(ホール、スタジオ、プロジェクトルーム、音楽広場で構成されている)と、エイサーの資料館である「エイサー家」や飲食店などが入居する複合施設。JAおきなわコザ支店などの公共機関も入っています。
「野外フェス」から「まちフェス」へ。
今年2017年の「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」は、コザの歴史あるイベントとしてのカラーを生かしながら、新たな挑戦を行うのです。世代を超えて楽しめるロックフェスとして、この夏、見逃せないイベントのひとつになることでしょう。
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