沖縄県内各地のエイサーを堪能「青年ふるさとエイサーまつり」

沖縄のエイサーは古くから旧盆の伝統行事として県内各地で行われてきました。現在では沖縄を代表する伝統芸能として、県外でも広く親しまれています。

この伝統芸能を新たな観光資源として演出し、沖縄の観光振興に寄与するとともに、青年相互の交流と青少年の健全育成を図ることを目的としたイベントが「青年ふるさとエイサー祭り」です。

今回は、青年ふるさとエイサーまつりについて紹介します。

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青年ふるさとエイサーまつり

概要

1964年に「第1回全沖縄エイサー大会」として開催されて以来、エイサーだけでなく各地の豊年祭や村遊びなどで行われる地域固有の民俗芸能を披露する場としても発展しました。

テレビ局や新聞社が主催団体として加わり、今や沖縄県を代表するイベントの一つとして定着しています。

ここ数年は毎年8月中旬~9月上旬に、那覇市内の沖縄セルラースタジアム那覇に於いて開催されていました。51回目を迎えた2016年からは、開催地を那覇から沖縄県中部の北谷に変えて行われています。

プログラムについても、伝統エイサーと創作エイサーの両方の演舞が行われていた以前と違い、原点に立ち戻って各地の青年会12組による伝統エイサーが実施されています。

開催50回を超えて新たなステージを展開し、より一層の盛り上がりが期待されている「青年ふるさとエイサーまつり」。それぞれの団体の個性を比較しながら、じっくりとエイサーを鑑賞するのがオススメです。

 

参加団体は県内各地から集まります。本島北部の大宜味村から南部の南城市、また離島の石垣島からもエイサー団体が参加し、各地で継承されているエイサーを披露します。

代々引き継がれている衣装や地域独自の隊列などもあり、特徴も様々。使用する楽曲についても、定番の民謡以外にオリジナル曲を披露する団体もあります。

 

石垣島の青年団が披露する演舞は、エイサーとは一風変わった舞踊を中心とした独特なもの。離島の石垣島では、旧盆にエイサーではなく「アンガマ」が行われます。「アンガマ」は八重山地方に伝わる儀礼的集団芸能のひとつ。祖先を表わすと言われる老人と老婆の仮面を付けた二人を先頭に踊り手らが従い、家々を訪ねて語りや歌、踊りを披露します。

アンガマや豊年祭の要素を取り入れた石垣島のエイサーは、他所とは違った面白さもあります。

普段はあまり見ることのできないエイサーを鑑賞できるところも「青年ふるさとエイサーまつり」の魅力です。

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【日程】

2017年の日程は未定

例年8月中旬~9月上旬に開催。昨年2016年は8月21日(日)に行われました。

15:00~21:00

【会場】

北谷公園陸上競技場(沖縄県中頭郡北谷町字美浜2)

入場無料

 

【アクセス方法】
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(車利用の場合)

*那覇空港→会場

〈車〉約50分

 

(バス利用の場合)

*那覇空港→軍病院前 下車

〈路線バス名護西空港線120番〉約70分 790円

*軍病院前→会場

〈徒歩〉約5分

 

当日は混雑が予想されます。なるべく公共交通機関を利用することをお勧めします。

 

【駐車場】

無料駐車場あり

北谷公園駐車場 約200台 北谷町営駐車場 約1500台

*北谷町営駐車場から会場までは徒歩5分くらいです。

 

【見どころ】

エイサーの形態はいくつかに分類されますが、現在ではほとんどの青年会が大太鼓、締め太鼓を中心とした「太鼓エイサー」となっています。エイサーが最も盛んな地域と言われている旧与那城町や旧勝連町(現うるま市)で見られるのは、「パーランクー」という片張りの太鼓を用いたエイサーがほとんど。締め太鼓とは違った雰囲気を醸し出します。

また本島北部には太鼓を使わない「手踊りエイサー」も、いくつか存在します。これがエイサーの最も古い形ではないかといわれているので、エイサーの歴史を感じながら鑑賞するのも良いかもしれません。

 

全ての演舞が終わると、観客や出演者が入り乱れてのカチャーシー。沖縄のお祝い事の締めに欠かせないカチャーシーを皆で踊って、祭りの成功を祝います。

「青年ふるさとエイサーまつり」で様々なエイサーを堪能し、一緒にカチャーシーを踊ることで、沖縄の伝統文化を肌で感じることができるでしょう。




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