北谷の夏の風物詩「エイサーフェスティバルin北谷」
エイサーとは、沖縄の旧盆における先祖供養行事として発祥した念仏踊り。
近年では、歌と踊りを通して地域繁栄や健康祈願をする伝統芸能としても発展しています。
今回は、エイサーフェスティバルin北谷について紹介したいと思います。
[ad#codo1]エイサーフェスティバルin北谷について
そのエイサーが盛んに行われている地域のひとつが、沖縄本島西海岸のオーシャンフロントにある人気の観光スポット、北谷町です。
旧盆のエイサーシーズン前には、北谷町の青年会が一堂に会する「エイサーフェスティバルin北谷」が開催されます。青年連合会活動のメイン事業として、伝統文化の継承や青年会組織と町の活性化を図るために実施されているイベント。
北谷町内の4つの青年会エイサーをはじめ、北谷と同じくエイサーが盛んな沖縄市などからも2つの青年会が友情出演してイベントを盛り上げます。
現在では県内外からも見物客が訪れ、北谷町の夏の風物詩として定着しました。
北谷のエイサーは動作が機敏で、太鼓のテンポも良く、力強いバチさばきが特徴です。
その独特なエイサーは県下に知れ渡っており、「エイサーフェスティバルin北谷」以外でも様々な交流の場において披露され、人気を集めています。
「エイサーフェスティバルin北谷」では、こども会のエイサーも披露されます。
小さな子供たちが、青年会のニーニーやネーネー(お兄さんやお姉さん)たちから教わった本格的なエイサーを舞う姿は可愛らしさだけでなく、たくましささえ感じます。披露される演目から太鼓の叩き方まで青年会と同じスタイルで繰り広げられ、伝統がしっかりと引き継がれていく様に感心せざるを得ません。
会場内には夏祭りらしく出店も豊富にあります。
名物のタコライスや沖縄ぜんざいなど、沖縄らしい出店をエイサー鑑賞の合間に楽しむのがオススメです。
「エイサーフェスティバルin北谷」のフィナーレは、沖縄恒例のカチャーシー。
勇壮なエイサーの余韻が残る会場で、フェスティバルの成功を祝い、演者も観客も一緒になってカチャーシーを踊ります。沖縄文化に触れる良い機会となることでしょう。
[ad#codo1]【日程】
2017年の日程は未定
*昨年2016年は9月4日(日)に開催されました
16:30~21:00
【会場】
桑江公園(桑江総合運動場)
*ちゃたんニライセンター北谷町立図書館隣り(沖縄県中頭郡 北谷町字桑江467-1)
入場無料
【アクセス方法】
(車利用の場合)
*那覇空港→会場
〈車〉約50分
(路線バス利用の場合)
*那覇空港→桑江 下車
〈路線バス120番〉約70分 790円
*桑江→会場
〈徒歩〉約25分 〈タクシー〉約10分 約650円
【駐車場】
駐車場あり(桑江公園駐車場)約240台
*駐車台数に限りがあるため、公共交通機関の利用をお勧めします
*会場の駐車場が満車の場合、北谷町営駐車場を利用してタクシーで会場へ行くのもお勧めです(約10分・約650円)
【見どころ】
エイサーが盛んな北谷町といえば、謝苅(じゃーがる)青年会や栄口(えぐち)青年会のエイサーがとても有名。機敏な動作、テンポの良い太鼓、力強いバチさばきを備え、どちらも迫力満点の特徴あるエイサーとなっています。一糸乱れぬ演舞だけでなく、男女の気迫あふれる囃子(ヘーシ)が「ズシン」と響く太鼓の音と重なり、聴衆を惹き付けます。
とにかく演舞の質が高く、町内外でも人気の高い2つのエイサー。両青年会からはプロの民謡歌手も数多く輩出しています。
砂辺区のエイサーもオススメです。沖縄各地でエイサーの原型が出来た約400年前から舞われているといわれる伝統あるエイサー。曲の切れ目がなく、ぶっ通しで演舞するのが特徴です。ゆったりとしたテンポと力強い太鼓の組み合わせが印象的なエイサーとなっています。
友情出演する北谷町以外の青年会エイサーも鑑賞し、見比べてみることで、様々な違いがあることが分かると思います。沖縄エイサーの奥深さを感じることができるのが「エイサーフェスティバルin北谷」なのです。
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