人口60人ほどの小さな島が熱狂「鳩間島音楽祭」

毎年5月におこなわれ、2000人もの人でにぎわいます。

今回は、鳩間島音楽祭について紹介します!

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鳩間島音楽祭の詳細

八重山諸島のひとつである鳩間島(沖縄県八重山郡竹富町)は、イリオモテヤマネコで有名な西表島の北側にちょこんとある、周囲4kmほどの小さな島です。

徒歩約1時間で島内を一周でき、人口は約60人。

普段はとても静かな島が大勢の観客で賑わい、島を挙げて大いに盛り上がるのが、毎年5月3日に行われる「鳩間島音楽祭」です。

 

1997年に民家の庭先で始まった小さな音楽祭がきっかけとなり、噂が噂を呼び、島の一大イベントとなるまでに成長しました。

『瑠璃の島』というドラマの舞台になったこともきっかけとなり、観客はどんどん増えていき、初めは30名程度の小規模な音楽祭であったにも関わらず、ここ数年は多い時には2000人もの観客が来る人気の音楽祭になっています。

 

鳩間島音楽祭のトップを飾るのは、鳩間民俗芸能保存会の古謡。

続いて鳩間小中学校の生徒と先生たちによる演奏、踊りが披露されます。その後は鳩間島に縁のあるアーティストたちが続々と登場。

音楽は沖縄のものだけでなく多国籍。

これまで、サンバやボサノバ、西アフリカの太鼓ジャンベの演奏、モンゴルの馬頭琴の演奏など様々なパフォーマンスが披露されてきました。

 

島の人々が出店している屋台や記念グッズも魅力あふれる内容。

鳩間島では祭事があるとヤギを絞めて食べるという文化があり、ヤギ汁、ヤギそば、ヤギカレーなどが売られます。島ならではの飲食ブースも多く、昼食に困ることはありません。沖縄のオリオンビールや泡盛片手に音楽を楽しむこともできます。

 

島民による手作り感あふれるステージと出店。

鳩間島をフェリーで去る際も、最後の船が見えなくなるまで島民が踊り続けてお見送りしてくれます。

鳩間島音楽祭は、島人(しまんちゅ)の最大限のおもてなしを実感できる心温まる音楽祭なのです。

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鳩間島音楽祭の日程

2017年5月3日(水・祝)11:00頃~16:00頃 雨天決行

石垣島からのフェリーが到着する頃から開始という感じ。

 

【会場・入場料金】

鳩間島コミュニティセンター前広場・幕屋根付きのステージ

(〒907-1544 沖縄県竹富町鳩間)

入場料1000円(2016年までの情報)

石垣島からの特別往復乗船券(入場料込)も4000円で発売(2016年までの情報)

 

【アクセス方法・駐車場】

*那覇空港→南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港〈飛行機〉約50分

 

 

*南ぬ島石垣空港→石垣港離島ターミナル

〈バス〉直行で約30分(1時間に2本程度)片道500円

〈タクシー〉約30分 3000円程度

石垣島でレンタカーを使用する場合、石垣港離島ターミナルに有料駐車場がありますが、ゴールデンウィーク中は駐車場が満車になる可能性大。レンタカーは宿泊先の駐車場に停め、離島ターミナルまでホテルの送迎やタクシーを利用した方が良いかもしれません。

ちなみに石垣島のタクシーは初乗り460円。とても安いので、上手に利用すればお得です。

 

*石垣港離島ターミナル→鳩間島鳩間港

〈高速船〉約45分 往復3910円

〈フェリー〉約55分~60分 往復2840円

音楽祭当日には石垣島⇔鳩間島間を結ぶ臨時便が運航。

石垣発(9時頃~11時)と、鳩間発(音楽祭終了後から全員が乗り切れるまで)の臨時便が多数運行され、満席になり次第出航するピストン運行を行います。臨時便は船の手配が付き次第の運行で、最も遅い便だと石垣到着が18時近くになる可能性も。当日、石垣発の飛行機に乗る予定の方は注意してください。

 

*鳩間港→鳩間島コミュニティセンター(鳩間島音楽祭会場)まで徒歩約3分。

 

鳩間島内の宿泊施設は非常に少ないです。音楽祭前後に島内に宿泊したい方は早めに宿の手配を。

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石垣島には宿泊施設がたくさんありますが、ゴールデンウィーク中は大混雑します。どちらにしても宿泊先の予約はお早めに。

 

鳩間島音楽祭の見どころ

音楽祭の目玉は、八重山諸島にゆかりのある大物アーティストが出演すること。

2016年に行われた第19回鳩間島音楽祭には石垣島出身の歌手・夏川りみさんと、同じく石垣島出身の八重山民謡第一人者・大工哲弘さんがステージに立ち会場を盛り上げました。

 

これまでに島おこし奨励賞やふるさとイベント大賞奨励賞、地域再生大賞優秀賞などを受賞した鳩間島音楽祭。

今年2017年は、ちょうど20回の節目を迎えることもあり、盛り上がること間違い無しのイベントです。




 

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