世界遺産で沖縄の桜を愛でる「今帰仁グスク桜まつり」
真冬の1月から2月にかけて、沖縄は桜のシーズンを迎えます。沖縄の桜は本州とは異なる緋寒桜(ヒカンザクラ)という品種で、梅や桃のような濃いピンク色の花を咲かせるのが特徴です。
今回は、「今帰仁グスク桜まつり」について紹介します。
[ad#codo1]「今帰仁グスク桜まつり」の詳細と魅力
この緋寒桜の名所として有名なのが今帰仁城跡。
沖縄本島北部・本部半島にある世界遺産にも登録されているグスク(城)で、首里城に次ぐ規模を誇り、沖縄の世界遺産の中で最北端に位置しています。
今帰仁城跡の歴史は古く、13世紀までさかのぼるとされ、堅牢な城壁に囲まれたその城は、標高約100メートルに位置し、やんばるの地を守る要の城としての役割を果たしました。城跡からは、緑の深い山々や東シナ海が眺望でき、毎年多くの観光客が訪れます。
「今帰仁グスク桜まつり」は、世界遺産・今帰仁城跡の魅力を最大限に引き出すイベント。桜の開花時期1月下旬~2月上旬に開催され毎年多くの観客で賑わいます。
中でも期間中に開催される「グスクライトアップ」は大人気。城壁が幻想的な光で照らし出され、ピンクの夜桜とのコラボレーションで、普段とは違ったロマンチックな雰囲気を醸し出します。
「グスクライトアップ」同様、夜桜を楽しむ「グスク花あかり」も毎年好評です。今帰仁城・平朗門から城内への参道をロウソクの灯りで彩るこのイベントは、訪れた観客を美しく幻想的な世界に誘います。
「今帰仁グスク桜まつり」は、イベントの多さも魅力のひとつ。
期間中は土日を中心に、今帰仁城内・平郎門前広場や、隣接するグスク交流センターで様々なイベントが行われます。
特設舞台では地域の琉球舞踊や創作太鼓・エイサー演舞なども開催。世界遺産・今帰仁城で演じられる沖縄の伝統芸能に琉球の歴史とロマンを感じられることでしょう。
他にも沖縄のご当地ヒーロー「琉神マブヤーショー」や、「琉装体験」なども実施。世界遺産で色鮮やかな模様が特徴の沖縄の伝統衣装・琉装を着ることが出来る「琉装体験」はオススメです。
「今帰仁グスク桜まつり」期間中、毎日開催されているのが「今帰仁城ふれあい手作り市」。地元の特産物直売会などを楽しむことができます。今帰仁名物・今帰仁スイカの試食販売も行われ人気です。
また「さくら茶のおもてなし」も毎日行われています。ピンク色の桜に囲まれながら無料でいただくさくら茶は観客にとっても嬉しいサービス。
「今帰仁グスク桜まつり」で沖縄の桜の魅力に触れ、青く美しい海だけではない冬の沖縄の素晴らしい景色を堪能してください。
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「今帰仁グスク桜まつり」の日程と会場
【日程】
2018年の日程は未定(例年1月下旬~2月上旬)
入場時間:平日8:00~20:30 土日8:00~21:30
【会場】
今帰仁城跡(沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101)
(入場料)大人400円 小中高生300円 *幼稚園以下無料 *団体割引あり
【アクセス方法】
(車利用の場合)
*那覇空港→会場〈車〉約100分 沖縄自動車道利用
(高速バス利用の場合)
*那覇空港→今帰仁城跡入口 下車〈やんばる急行バス〉約2時間30分 2100円
*今帰仁城跡入口→会場〈徒歩〉約20分
会場である今帰仁城跡は本島北部にあるためバス利用だと時間がかかります。周辺を観光することも考えたらレンタカー利用がオススメです。
期間終盤の土日は地元の方が多く訪れます。かなりの混雑が予想されるので要注意。
【駐車場】
無料臨時駐車場あり(約300台)会場との無料シャトルバス運行
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今帰仁グスク桜まつりのオススメポイント
「今帰仁グスク桜まつり」が行われる今帰仁城跡は沖縄本島北部にあるため、那覇空港からも遠く、車の運転が苦手な方には行き難い観光スポットともいえます。高速バスも利用できますが、所要時間を考えると効率が悪く、あまりお勧めできません。
バス利用で「今帰仁グスク桜まつり」を楽しみたい方は、日帰りで昼と夜の桜を堪能できるバスツアーに参加するのも良いでしょう。昼間は八重岳の桜を、夜はライトアップされた今帰仁城の桜が楽しめるツアーなどがあります。周辺観光やショッピング、ホテルでのディナーバイキングなども満喫できるのでオススメです。
ただし、ゆったりと「今帰仁グスク桜まつり」のイベントを楽しみたい方には不向きかもしれません。自分に合った移動手段を選んで、桜まつりを堪能してください。
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