おおかたの女性は、いくつになっても美しくいたいという願いがあります。

女性の美容の最たる手段として、美しい皮膚を保つことが挙げられます。

しかし、いくら化粧をししても、皮膚の健康を損ねてしまっていては、美しい皮膚は作り上げられません。

ツルツル美肌を作り上げるためには、身体の健康を保つこととともに、美しい皮膚を作るための栄養素を摂らねばなりません。
ここでは、そのように皮膚が滑らかになる食べ物をまとめてみたいと思います。

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ツルツル肌になるための食べ物

納豆

まずは、納豆です。
納豆には、ナットウキナーゼ、イソフラボン、ビタミンB1、B2、タンパク質、食物繊維、納豆菌、などが含まれています。

このうち、ナットウキナーゼは血栓を予防して血液をサラサラにする効果があるため、新陳代謝を高めます。

また、ビタミンB1は、糖代謝に必須な物質で、不足すると疲労物質が溜ります。

ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康を保ちます。イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあって、皮膚を美しくする効果があります。

タンパク質は、新しい皮膚を形成するのに必要な材料を含み、納豆の場合、その割合は肉より多いので、効率よく摂取できます。

また、納豆菌は腸内の環境を良くするので、便秘に効果があり、食物繊維とともに、腸内を綺麗に保ってくれます。腸内を綺麗に保つことで、摂取した栄養素が吸収されやすくなり、皮膚を美しくする効果のある栄養素が、各細胞に運ばれやすくなるのです。

ヨーグルト

次に挙げるのは、ヨーグルトです。
ヨーグルトには、乳酸菌とビタミンB群が含まれます。

乳酸菌は、納豆菌同様、腸内環境を正常化します。このため、身体全体の代謝がよくなり、皮膚も若やぐのです。

ビタミンBも、上述のごとく、皮膚の健康を保つ役割があります。それに加え、ヨーグルトにはフルーツ酸が含まれ、これが古くなった角質層を取り除く効果を持ち、シミが付きにくくなります。

また、ヨーグルトには乳清も含まれますが、その成分が皮膚組織の細胞に近くなじみやすいので、皮膚の保湿力を高める効果があります。
また、カルシウムが多く含まれますが、カルシウムは、皮膚細胞が成熟して表皮の角質になるときに必要とされる栄養素です。

このため、カルシウムが充足していると、皮膚の新陳代謝を高め、若々しく滑らかな皮膚を保つことができます。また、カルシウムは、皮膚細胞間を密着させる効果があり、キメの整った丈夫な皮膚を作ります。

このほか、皮膚細胞のまわりに存在して、皮膚の潤いを閉じ込める役割をする「細胞間脂質」の合成を促す効果もあり、みずみずしく健康な皮膚を作り上げます。

青魚

さらに、青魚も美しい皮膚作りに良い食品です。
青魚には、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)か 多く含まれますが、DHAは毛細血管をしなやかにして血流を良くします。

皮膚は毛細血管によって栄養や排泄物のやりとりをしています。この毛細血管が固くなっていると、皮膚の細胞の隅々にまで血が行き届きません。しぜん、皮膚の代謝が悪くなり不健康になってしまうのです。

それを、DHAは防いで常に若やいだ皮膚を作り出す手助けをします。

一方のEPAですが、どろどろした血液をサラサラにする効果があります。

血液中の悪玉コレステロールと中性脂肪を減らし、血栓の形成を予防するのです。血液を綺麗にサラサラにすることで、皮膚の各組織へ血の巡りを良くする効果があり。結果的に皮膚を美しくする効果が見込めるということです。

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野菜や果物

それと、緑黄色野菜や果物の摂取も欠かせません。
野菜や果物は、一般的に言って、ビタミン類、ミネラル類が多く、食物繊維も多いです。

皮膚に良いとされるビタミンは、A、B、C、Eですが、これらを多く含む野菜や果物を摂ることは、皮膚の健康のみならず、体の健康のためにも大切なことです。

具体的な例を挙げると、小松菜、ニンジン、ホウレン草、チンゲン菜、ニラ、カボチャには、ビタミンAが多く含まれます。

また、アセロラ、グァバ、イチゴ、キーウィ、グレープフルーツ、ブロッコリー、小松菜、ホウレン草、ピーマン、カボチャ、サツマイモ、ジャガイモ、レンコンには、ビタミンCが多く含まれます。

さらに、カボチャ、アボカド、小麦胚芽、ホウレン草、ブロッコリーにはビタミンEが多く含まれます。

食事以外に気をつける

このように見てきましたが、皮膚を滑らかにするような特効薬的食品は、実はあまりないように思われます。

上述の食品さえ食べていれば美しい皮膚になれるというものではないのです。皮膚を美しくするためには、皮膚細胞の代謝を活発にして、健康で若やいだ表皮を常に保つようにしなければなりません。

そのためには、体の中の腸の環境を正常化し、老廃物をすっかり排泄して、新鮮な栄養素を効率よく取り入れられるようにしておかねばなりません。
なので、便秘をするような食生活は避けねばなりません。

食物繊維の多い野菜を多く摂ることが必要とされ、ヨーグルトや納豆などのプロバイオティクス食品の摂取も有効な手段として取り入れられるべきものです。
と同時に、健康な腸を作るためには、適度な運動も必要になってきます。

適度の有酸素運動は、便秘に効果があります。
また、有酸素運動は、発汗を促してデトックス効果が期待でき、体内の血行と新陳代謝を改善するうえに、皮膚の毛穴の開閉を増して適度な皮脂を分泌するとともに、発汗によって皮膚が剥がれやすくなって若やいだ皮膚を保てます。
つまり、滑らかな皮膚を作るための食品は、それだけ食べていてもあまり効果が望めません。

効果的に、それらの食品を食べるためには、腸内の環境を整えて、効率よく栄養素を摂る体にしてやらねばなりません。そのために必要なことは、ひとつ食生活に留まらず、適度な有酸素運動にまで及びます。

そのような、有酸素運動をすることで、同時に、食生活とは別の原因で、滑らかな皮膚が作られるように成っていきます。
まずは、生活習慣を正すことから始めねばならないでしょう。

 




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