お正月やおめでたい日に子供の頭を噛んで泣かせる獅子舞。

みなさんもテレビや街角で見たことあるのではないでしょうか。

白いたてがみに大きな目と口…小さい子供からすると見た目だけでも怖いのに、頭を噛んでくるので怖さ倍増ですね。

この記事では、なぜ獅子舞がおめでたい日に舞われるのかや頭を噛むのかなど、獅子舞の意味・由来について簡単にご紹介します。

子供向けの記事となっていますので、ご家族でお楽しみください。

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獅子舞とは?

獅子舞の意味

日本の伝統芸能として知られる獅子舞ですが、獅子頭という仮面をかぶって疫病退治・悪魔払いをするものとされています。

よく頭を噛んでいる様子を見ますが、これは人にとりついた邪気を食べるご利益や、子どもの場合だと学力向上・無病息災でいられるというご利益があると信じられています。

少し怖いけれど、魔よけの意味がありますので、噛んでもらったらよいことがあるかもしれませんね。

ちなみに、日本の獅子の体には渦巻模様がついています。

これは子供についている悪いものや悪霊を取り除く意味を持っています。
獅子舞で獅子頭は昔から木で作られたものが多いですが、和紙で作られたものや、最近では発泡スチロールでできた軽いものもあります。

江戸時代中期までの獅子頭は、武士が災い除けの置物として家に飾っていたようです。

一本の木を彫って獅子頭をつくると、約10kgと重たくなってしまうため、薄い部材を組み合わせて作る寄木づくりという作り方が編み出されました。寄木づくりでつくると、1.5kgほどに軽量化されるようです。

獅子舞の由来と歴史

実は、獅子舞はお隣の国、中国にもありますし、他のアジアの国でも見ることができます。

獅子舞はいつから・どこで舞われたのが始まりなんでしょうか。

獅子舞の起源は、古代インドだと言われています。

インドの遊牧民や農耕民は、昔からライオンを神秘的な力をもつ神様としてお祈りの対象にしていました。

そのライオンをお祈りする過程で仮面舞踏になり、チベット、中国、東南アジア、そして日本へと伝わりました。

中国では中国カレンダーのお正月や商店の開店祝いのときにライオンダンスとして舞われ、福を呼び込むものとされています。

日本での獅子舞

日本での獅子舞の始まりは、16世紀初めの伊勢の国(今の三重県)が始まりといわれています。

その国で起こった飢饉や疫病を追い払うために獅子頭を作り、獅子舞を舞わせ奉納したそうです。

その後、江戸時代初期の17世紀に、伊勢より江戸へ伝えられ、悪魔を払い世を祝う縁起ものとして江戸に定着しました。祝い事や祭り事で獅子舞いが行われるようになりました。

獅子舞が日本の各地に広まったのは、室町時代から江戸時代の初期のころに、「江戸大神楽師〔えどだいかぐらし〕」、「伊勢大神楽師〔いせだいかぐらし〕」と呼ばれる芸能集団のおかげといわれています。彼らが芸能的要素を取り入れた獅子舞を踊りながら全国を旅し、悪魔払いをしたのがきっかけであるようです。日本全国に広まった獅子舞は、その土地その土地の風土にあった獅子舞へと変化し地域に根付いています。

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獅子舞の種類

獅子舞は地域によって、獅子頭のつくりや舞い方・演目などが違ってきますが、大きく分けて2種類の獅子舞の系統があります。

伎楽系

1つは西日本を中心に全国へ広まった「伎楽系(ぎがくけい)」です。

これは、獅子頭につけた胴幕の中に2人以上の人が入って一匹の獅子を演じる、「二人立ち獅子舞」を舞うことが多いです。日本では、お正月にこの伎楽系がよく舞われます。
また、胴幕に入る人数で大獅子・中獅子・小獅子と分けられます。

大獅子は、舞う人の他に演奏する人も胴幕に入って演奏しますが、小獅子は1人だけで獅子頭を動かしたり胴を動かしたりします。

この起源は大陸から伝わってきたとされ、現在の中国で舞われているライオンダンスとつながりが深いとされています。

風流系

もう1つは関東・東北地方で多く舞われ、基本的に1人で一匹を演じる「風流系(ふうりゅうけい)」といわれるものです。

鹿舞(ししおどり)と呼ばれる舞いが特徴で、鹿(しし)の頭をかぶり、胸に太鼓をつけて太鼓を打ちながら踊る一人立ちの舞いをするのが特徴です。また、獅子舞は各地域で信仰するものが異なるので、獅子以外にも、鹿や牛、中国の霊獣「麒麟(きりん)」など、さまざまな動物の頭をのせる舞いが存在します。
風流系でもっとも多く見られるのは、3匹が一組となって舞う三匹獅子舞というもので、武蔵国(今の東京や埼玉県)の農山村では一般的な強度芸能・民俗芸能となっています。三匹のうちの一匹は雌(めす)の獅子で雌獅子と呼ばれ、雄獅子(おすじし)が雌獅子を奪い合う様子を舞う、女獅子隠しという演目が多いようです。

最後に

いかがでしたでしょうか。簡単に獅子舞について説明しましたが、普段何気なく目にする獅子舞には、健康を祈り穏やかに暮らせるように、という魔よけの意味が込められていたのですね。

いろいろな獅子舞が全国に存在するということで、自分の地域にはどのような獅子舞が伝わっているのか調べてみても楽しそうですね。

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