最近テレビっ子という言葉がきくようになりました。

メジャーな言葉にはなっていますが説明していきたいと思います。

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テレビっ子とは?

テレビっ子の意味と時代の変化

そもそもテレビっ子とは何を指すのでしょうか。

今はテレビ離れが進んでいる中、この言葉がピンポイントではない時代になりつつあります。依然のテレビっ子といえば、時間があればテレビにかじりつき、ほかに興味を示さない子供のことを指しました。

そして、時代とともに子供部屋が独立し、テレビも個人部屋に置くようになったためさらにその傾向が進んだわけです。

そして、その媒体が今はテレビではなく、スマートフォンやパソコン、そしてソフトとしてのSNSに移ったということになっています。

これは正直言って、テレビっ子よりもさらに子供が個の世界に閉じこもる結果に至っており、いつの間にか「テレビっ子」はテレビだけではなくデジタルメディアに対して没頭してしまう子供のことを指すように時代とともに変わってきました。

さらにテレビっ子の対象は年齢もあがりつつあります。
とここまではテレビっ子の意味であり、時代背景を踏まえての言葉の意味の変遷となります。

テレビっ子の心理

では、テレビっ子の意味について現代の広義の意味も踏まえて心理を説明したいと思います。

これはいつの時代もそうですが、子供はデジタルメディアに対して浸透しやすいもの。さらに現代はそこに双方向という要素あ加わっているだけにさらに魅力的になっているのです。

そこにつけて、昔以上にとも働きの親が増えるわけですからテレビっ子の比率が増え、さらにそのはまり度合いも深くなることは致し方ありません。

ようするに自宅で家族や親とのコミュニケーションをほしいというところが最初のポイントになります。統計上も一人っ子よりも兄弟、姉妹がいるほうがこうしたデジタルメディアを含めたテレビっ子になりにくいという結果も出ているのです。

テレビっ子の問題点

そして、自分自身の価値観が醸成される前にこうしたテレビっ子となってしまうことで周囲とのコミュニケーションがうまくとれなくなり、結果的に引篭りにまで発展してしまうことも問題です。

ここで昔のテレビっ子との違いです。昔のテレビっ子は家族とのコミュニケーションかわりにテレビにはまっていましたが、今の子供たちはデジタルメディアに対してはまるだけではなく、その内容を友達や家族と共有するのではなくさらにデジタルメディアを通じて共有しようとしてしまいます。

結果的にかかわりがないままのコミュニケーションを身に着けてしまうという悪い傾向に陥ってしまうわけです。

また、昔のテレビっ子は一定の番組が終わればそこからは勉強、寝るということも可能でしたが、今はストリーミングによる動画、テレビであってもデジタル配信、録画機能が備わっていますがけじめもなく継続してデジタルメディアに触れ続けてしまうことになってしまいます。
これは大きな社会問題になってしまい、子供に対して、昔はテレビの視聴時間にけじめを、制限をというしつけ、教育を行ってたのが、いまではテレビを含めてのデジタルメディアへの接し方をいかに教育していくかという課題になっているのが現実です。

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テレビっ子の教育

では、こうした現代のテレビっ子を教育していくにはどうしたらいいのでしょうか。

まずは家庭環境の整備です。

最近では、子供部屋を設けず、リビングやダイニングで勉強を行うほうが良いという風潮がひろがりつつあります。これは実際には一番子供にとってもいいことだと思います。

勉強の進捗具合をしっかり親とコミュニケーションを取りながらすすめるということ、質問をしながら進めるということ、またテレビやデジタルメディアに一人でこもって接する時間を減らすということを実践するためには非常に良いことだと思います。

こうした家庭環境での子供への教育は非常に重要です。メディアに接する時間を減らすということだけではなく、その接し方や問題点などをしっかり親が教育していくことにもつながるわけですから。

もちろん、家庭だけではなく教育現場でも、メディアへの接し方や過度な接し方、または間違った接し方で失敗してしまった事例などを教えていくことは必要不可欠だと認識しています。

最後に

テレビっ子とは?と聞かれた際に、その時代背景の変化も踏まえると非常に広い意味にとらえる必要が出てきた今の時代。これからもさらにその課題や問題、テレビっ子と呼ばれる子供たちは増えていくことになります。
そうでなくとも少子化が進むこれからの日本。子供たちがあやまったデジタルメディアとの接し方をしないように国をあげて大人がしっかり正しい方向へ導いていく環境を整えていく努力が必要です。

世界でも同じ潮流に有賀なら、日本はコミュニケーション下手ということもあり、さらなる大きな課題としてこれからもピックアップされ続けることに違いはありません。
家庭環境と教育現場での教育、この2本立てで子供たちを正しい方向へ導くタイミングにあります。




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