魔性の女は謎の女です。
私が勤めている職場の「魔性の女」の特徴を紹介します。

最大のキーワードは「謎」です。

今回は、魔性の女「天性編」紹介します!


魔性の女

 

彼女は、どこか人を寄せ付けない雰囲気がありました。

女性同士でも、あまり話したがらないので、なんとなくつかめない感じでした。

それなのに男性からはモテモテで、よく話題にのぼってました。

どうやらこの「謎」が男子の好奇心をかきたてるようなのです。仕事を助けてもらったり、食事や遊びにしょっちゅう誘われていました。

魔性の女「主婦編」

魔性の女の見た目!

 

職場での振る舞い

職場での振る舞いとしては、どの人にも同じ態度で、どの人にも基本敬語でした。

だから、たまにタメ語が漏れると、女でもドキっとします。

それから、自分から自分の話は全くしない人です。

こちらから、「○○さんはどこ出身なの?」と聞くと答えてはくれますが、

すかさず、「○○さんはどうなんですか?」「栃木なんですかー、レモン牛乳ですよね」とかわされてしまい、結局詳しい情報を聞き出せません。

一応はレモン牛乳で盛り上がるので、話をしていてすごく楽しい人です。

知識が豊富で、よくそんなこと知ってるなとびっくりします。彼女は性別・年齢問わず誰からも愛されていました。

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女子との距離感

また、女子の派閥に入らないので、愚痴をいいやすいです。私もよく彼女に愚痴を言ったり相談をしてました。特に解決するわけではないですが、女性同士がいがみあう中で本当に癒されました。そして、彼女は派閥同士の取り合いになっていました。

どっちの派閥のグループに入れるかで、女性からもしょっちゅうお誘いが来ていました。
彼女は決して根掘り葉掘り聞きません。

私は不妊なので、「お子さんは?」と聞かれたくないんです。女の人には根掘り葉掘り聞くタイプの人が多く、いちいち子どもができないことを説明しなければならなかったので苦痛でした。

私に限らず、誰でも言いたくないことはあります。例えば、職業の話や家族の話は聞かれたくない人が多いようです。

彼女はそういった話は聞いてこないので、すごく話しやすい雰囲気でした。

天気の話とか、職場で放置されて枯れた植物の話とか、コピー用紙の減りがやたら早い話とか、本当に無難な話をうまくみつけてるんだと思います。
彼女は人の会話や好みをよく覚えています。いつも飲んでるコーヒーを買ってきてくれたり、だいぶ前に話した歌手のことを覚えいてびっくりします。私の職場で一番のイケメンが、父子家庭出身だと察知したのも彼女です。

彼の心をがっちりつかんだようで、デートのお誘いを頻繁に受けていました。

天性の魅力

女子から見ると黒髪パッツンでジミです。ネイルもつけまもしてません。でも、ナチュラルにメイクをしていて、単なるジミ子ではありません。もうこれは天性のものなんですけど、足が細くて長くて、顔は外国人並みにちっちゃく、目がくりくりしています。見た目年齢は高校生くらいに見えるんですけど、アナウンサーみたいな声で、話すと大人っぽくて30歳くらいに感じます。不思議な魅力です。服装はシンプルに白のブラウスに紺のペンシルスカートでした。
彼女と話していると大変頭がいいことがわかります。数分話していただけで、あぁ、頭がいいんだなとわかります。勉強ができるできないの問題ではありません。この間も喫茶店でなにげない会話をしていたんですが、隣に座っていた面識のないおじさまから「本当に賢さが滲み出る人だなぁ。周りの人が馬鹿に見えるでしょう」と言われていました。

 

仲良くなってみて実際

彼女と徐々に仲良くなることができました。それで、いろいろと彼女の生態がわかったわけですが、相当がっかりしました。

彼女は実家が複雑で貧しいためあまりそれがバレたくない、タメ語だと方言が馬鹿にされるから敬語中心、奨学金の返済で貧しいから美容院にも行けず、服も10着ももってない(ほぼユニクロ)、友達も全くおらず、お金がないのでネットしかすることがない(だからいろいろ知っている)、とのことでした。

唯一イメージ通りだったのは難関大卒であることだけでした。彼女の実際を知ってしまうとせっかくの魔性ががらがらと崩れました。

やっぱり魔性のキーは「謎」だったわけです。

魔性の女「主婦編」

魔性の女の見た目!

雰囲気はつくれる

以上、魔性の女についてでした。彼女はもともとの頭の良さと外見の良さ、声の良さという天性の魅力があるものの、普段から教養を身につける努力をしたり、職場での振る舞いを工夫するなど雰囲気は作れます。

その上、どの人にも平等に接して無駄なおしゃべりをしたり派閥に加わらず自分の時間を楽しむことは、大人の女性になるうえで大切です。

また、女性の中には自分のことをわかってほしいというおしゃべりなかまってちゃんもいる中、「自分からはあまり自分の話をしないミステリアスな人」は貴重な存在なはずです。

そして、会話の内容も、なるべく無難な話を中心にする気遣いをすることで、敵を作るどころか、誰からも愛されます。このように少しずつ工夫していけば、彼女のような魔性の魅力を手に入れることができるはずです。




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