凧と言えば子供の頃に正月にあげた記憶があります。

昔は、広い場所にいってお父さんたちと凧あげに行っていました。

いい風が来ると、走ってうまく風に乗せて、凧をあげていました。

なかなかあげるの大変なんですよね。コントロールもコツがあります。
凧をメインにした祭りがあります。

凧市です。

今回は、凧市について紹介したいと思います。

 

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凧市詳細

凧市は東京北区の王子にある稲荷神社で行われている祭りです。

江戸時代から続く歴史ある祭りで例年5万人もの人出があります。

正月の風物詩「凧」(たこ)などたくさんの露店が並び、賑わいます。
開催日は2月の午の日と決まっています。

2017年は、2月12日開催です。
露店で販売されているのは
「火防の凧」です。

奴凧型の凧で、大きさはおよそ縦20センチ×横幅25センチです。

1体1,300円で買うことができます。
凧市は、王子稲荷神社の境内から旧参道沿いに100以上の屋台・露店が立ち並でいます。
開催中は多くの人でにぎわいが予想されます。
屋台は稲荷神社の階段を降りたところから始まり、

通行止めになっている道路には約120を超える屋台が出ています。

いろいろなお店が出ていて、夜の20:00まで営業しています。
凧も20:00まで買うことができます。

アクセス

所在地
王子稲荷神社
岸町1-12-26

電車

・JR「王子駅」徒歩10分
・東京メトロ南北線「王子駅」徒歩10分
・都電荒川線「王子駅前駅」徒歩18分

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凧市の歴史

江戸から続く伝統行事です。

江戸時代江戸では火事に見舞われ、風が大火につながっていました。
そこで、風を切って上る凧を火事除けのお守りにと、

民衆が王子稲荷神社の奴凧を「火防の凧(ひぶせのたこ)」として買い求めたのが始まりと言われています。

その後、初午に王子稲荷で凧も売られるようになりました。

奴凧を祀ると火難を逃れ、無病息災、商売繁盛にご利益があるとされています。

「火防の凧」(ひぶせのたこ)を授かるために多くの方が訪れずれています。

江戸時代の火事

日本の江戸時代は火事が多かった。

火災都市とよばれるほどの頻繁に発生した。
繰り返し、火災で焼き払ってしまう歴史は世界でも稀だそうだ。

関ケ原の戦い後から大政奉還で江戸幕府を閉じる267年の間に

江戸では49回もの大火が発生している

大火だけでなくれば、1798回もあったそうだ。

家事によって多くの家や人がなくなっている。

同じ267年間で京都が9回、大阪が6回、金沢が3回ですから、突出して江戸の火事が多いことがわかりますよね。
家事に対しては、江戸の市民は、敏感になっていたといえます。

 

 凧(たこ)とは?

日本では正月の遊びとしてのおもちゃです。

糸で牽引して揚力を起こし空中に飛ばすおもちゃです。

素材は、木や竹などの骨組みに紙、布、ビニールなどを張って紐で反りや形を整えて作られています。

凧ってなんで「たこ」と呼ぶ??

凧を「タコ」と呼ぶのは関東の方言です。

関西の方言では「イカ」「いかのぼり」(紙鳶とも書く)と呼ばれていました。
凧が「タコ」や「イカ」と呼ばれる由来は凧が紙の尾を垂らし空にあがっている姿が「蛸」や「烏賊」に似ているからという説があります。

ちなみに長崎では凧のことを「ハタ」といいます。ハタ揚げ大会があります。
世界では、空を飛ぶ動物などの名前が付けられていることが多いです。
英語では「トビ」
フランス語「クワガタムシ」」
スペイン語「彗星を意味する単語」

呼び名が地方によって変わってますね。
凧は送電線や配電線に引っかかる危険があります。

引っかかった場合には感電する危険性が高いです。

凧糸でも感電する危険性があるためです。

管理会社の電力会社に連絡しましょう!

王子稲荷神社(おうじいなりじんじゃ)とは

東京都北区岸町にある神社です。

江戸時代には王子稲荷は江戸の名所として絵画に描かれており、歌川広重は『名所江戸百景』において王子稲荷を描いていています。

まとめ

江戸時代から続く伝統行事、王子稲荷神社で行われる「凧市」。

火難を逃れ、無病息災、商売繁盛にご利益があるとして、例年5万人もの人で賑わっています。

露店も100以上並んでいます。

凧(たこ)と呼ぶのは、関東の方言のようです。

地方や海外によっては言い方が結構違うみたいですね。
実際、凧を手にすると、もう一度凧をあげたくなるかもしれません。

電線にひっかけないように注意しながら、凧をあげてみましょう!

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