2017年9月に衆議院が解散するが濃厚です。

でも、衆議院はなぜ解散するのかと思う人もいるのではないでしょうか。よく解散することが話題になりますが解散をする意味は何なのかと思う人もいるかもしれません。

そこで、衆議院のなぜ解散はなぜするのか、解散の意味とは何かということについてご紹介してみたいと思います。

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衆議院の解散はなぜするのか?意味とは?

衆議院を解散する意味は、一言でいうと国民の信を問うということになります。

国民の信を問うというのは政権を担当している内閣が衆議院を解散することで、国民に問うことです。

何を問うかというと、どのような政治を望んでいるのかということを問うということなんですね。
選挙で議員を選んでもらうことで国民の意を問うのです。

新たに誕生した衆議院で、過半数の議席を占めている政党が政権を担当でき、政権を担当できることになるのです。

衆議院が解散されたら政党は選挙で国民に選んでもらえるように魅力的な政策を掲げ、候補者を擁立します。

衆議院の解散の流れ

日本国憲法にも規定されていて、衆議院の解散から40日以内に衆議院議員の総選挙が行われ、選挙の日から30日以内に特別国会が召集されます。

そして内閣は総辞職し、国会で内閣総理大臣の指名選挙が行われます。内閣総理大臣が内閣を組閣し、国務大臣の任命を行い、新内閣が発足します。
衆議院の解散にはそのような意味があり、国民の意を問うために選挙が行われるということなのです。

解散にどんなメリットがある?

衆議院を解散すると、選挙を有利に進めるということができるというメリットがあります。

今すぐに選挙を行うと引き続き現在の与党が勝てそうだけれども、次の時期まで待てば負けそうだという時には内閣総理大臣は解散をして、選挙で勝つ確率が多い時期に選挙を行うということです。

また、国民の信を得てから今後の政治活動が行えるという点にもう一つメリットがあるのです。

解散にはこのようなメリットがあるのです。

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解散されるパターンとは?

衆議院が解散するパターンについては3つあるといわれてます。

1.衆議院で内閣不信任案が可決されたという場合

内閣に対し退陣を求める決議で、これの決議が可決された場合に衆議院が解散されたりします。内閣不信任案は、政権を担当している与党ではなくて野党から出されます。

2.衆議院で内閣信任案が否決された場合

内閣に対して、行政を任せるという決議で、これが否決された場合、内閣信任案は政権を担当している与党から出されます。
不信任案が可決されたり、信任案が否決された後、解散だけでなく、内閣総辞職の選択肢もあり、内閣の総辞職が行われ、内閣総理大臣を含む全ての国務大臣が決議通りに辞職し、新たに変わるということもあります。

3.内閣総理大臣が解散を決定した場合

首相が大きな政策を実行する前に、国民の納得を得たいという場合や、ねじれ国会で国会の審議がスムーズに行かなくなった場合、政権を再び担当するなどのケースがあります。
解散して再び与党が勝利すると任期が4年延びるのです。そのため、政権担当ができる期間が延びるという点で解散総選挙を行うと勝利しやすいのです。

誰が解散する権限を持っている?

衆議院を解散する権限をだれがもっているのかというと、内閣がもっているのです。

内閣は首相と国務大臣から組織されています。衆議院を解散することに決めた内閣総理大臣は、閣議を開き、国務大臣に衆議院解散の賛否を問い、国務大臣全員が賛成することが条件で解散を行うことを決めるということになります。

その際には国務大臣の署名が必要とされています。
もし、国務大臣から反対があったという場合、総理大臣はその国務大臣をいつでも辞めさせる権利があるのです。

そして、首相はその大臣の職務を兼任することも可能なのです。

その上で、解散に賛成だということを伝えるといいのです。そのため、実質的には、衆議院を解散する権限は首相権限と言えるのです。
衆議院が解散して総選挙になると、大きな費用が掛かるといわれています。600億円を軽く超える予算が必要とされるのが衆議院の解散なのです。これだけのお金を使って選挙をするということになるといえます。

まとめ

衆議院が解散されることになりました。衆議院の解散は国民に信を問うために行われます。

衆議院が解散されたら、政党は選挙で国民に選んでもらえるよう魅力的な政策を掲げて選挙活動を行うことになります。

衆議院を解散する権限は、内閣がもっているといわれ、実質的に解散をする権限を持っているのが首相になります。

内閣は首相と国務大臣から成り、衆議院の解散を行うことにした内閣総理大臣は、閣議を開いて国務大臣に衆議院解散の賛否を問い、国務大臣全員の賛成を得て解散を発表するということになります。

総選挙には巨額の費用がかかり、税金が使われて選挙が行われます。




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