太陽と海とジョガーの祭典「NAHAマラソン」

 

「NAHAマラソン」は西日本最大級のマラソン大会として知られています。

那覇市の姉妹都市であるハワイ州ホノルル市で行われるホノルルマラソンにちなみ、姉妹都市締結25周年を記念して1985年に第1回大会が開催されました。

平和を祈念し、マラソンランナーの底辺拡大および市民の体育・スポーツ意識の高揚と健康増進をはかること、冬場の観光客の増大と国際親善交流の促進に寄与することを目的としています。参加者は年々増加し、昨年2016年には約2万6500人の市民ランナーが本島南部を走り抜けました。出走ランナーの数では東京マラソン、大阪マラソンに続く規模を誇り、沖縄を代表する一大イベントとなっています。

今回は、NAHAマラソンについて紹介します。

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NAHAマラソンの詳細!コースは?

 

「NAHAマラソン」のコースは、平和祈念公園を中心に、那覇市、南風原町、八重瀬町、糸満市、豊見城市の南部5市町を通る42.195km。

およそ30kmを走って糸満市名城に入ると、突然視界が開け目の前に東シナ海が広がり、絶景も楽しめるコース設定となっています。

 

他のフルマラソン大会に比べ、完走率が非常に低い大会としても知られている「NAHAマラソン」。完走率が7割を切る年も珍しくありません。その理由は、コースのアップダウンと気候条件の厳しさ。12月に開催されている大会ですが、天候によってはかなり気温が高くなります。真夏の大会という意識をもって取り組んだ方が良いかもしれません。

 

大会中はランナーにとって厳しい闘いが続く「NAHAマラソン」ですが、「沿道の応援がとにかく温かい」ということが大きな魅力となっています。大会公認のボランティアや「私設エイド」と呼ばれる応援団が途切れること無く沿道に立っているのです。ミカンやバナナ、黒糖や乾燥梅干し、コールドスプレーなどを準備してくれているので、参加者にとっては有難い存在。琉球民謡やエイサー、バンド演奏で応援する団体もあり、まるで余興のような賑やかさがランナーの足取りを軽快にさせます。

 

沖縄の人たちとの一体感や自然・歴史の魅力。普通の観光では味わうことのできない沖縄を「NAHAマラソン」で体感できることでしょう。

 

NAHAマラソンの日程とアクセス方法

【日程】

2017年の日程は未定(例年12月第1日曜日に開催)

(制限時間)6時間15分

(関門)

平和祈念公園内中間地点(21.4km地点)12時15分

豊見城市役所(34km地点)14時10分

*上記の時間を以て交通規制が解除されます。制限時間に間に合わなかったランナーはリタイヤバスに収容。

 

【会場】

県立武道館アリーナ棟(受付会場)

スタート:国道58号線明治橋交差点

ゴール:奥武山陸上競技場

 

参加費 6500円(高校生・65歳以上は5000円)

 

【アクセス方法】

(車利用の場合)

*那覇空港→受付会場〈車〉約15分

 

(ゆいレール利用の場合)

*那覇空港駅→奥武山公園駅〈ゆいレール〉6分 260円

*奥武山公園駅→受付会場〈徒歩〉約5分

 

【駐車場】

無料臨時駐車場あり(那覇軍港)駐車場と会場間の無料シャトルバスあり

*当日は大変混雑するため、なるべく公共交通機関を利用することをお勧めします。

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NAHAマラソンのポイント

大会前後の那覇市内は大変混雑し、航空券や宿の手配に困ることもあります。NAHAマラソン参加者専用ツアーを発売する旅行代理店もあるのでチェックしてみましょう。

大会当日、専用テントで手荷物を預かってくれたり、終了後にはドリンクをサービスしてくれる等々の特典もありお得です。自分に合ったプランを見つけて「NAHAマラソン」を堪能しましょう。

 

大会当日は主催者である琉球放送(RBC)がテレビ・ラジオの独占中継をします。普通のマラソン中継のようにトップランナーを映すだけではなく、主要ポイントを随時リポーターが中継。ラジオでは最後尾を追いかける中継車からのリポートもあり、様々なランナーをクローズアップした放送が展開されます。沖縄県内のみでの放送となるものの、年末には1時間~1時間半の「NAHAマラソン総集編」も放送されるほどの人気ぶり。注目されるために仮装して参加するのもオススメです。




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