あなたは「着痩せするね!」と言われたことはありますか?
着痩せと聞いた瞬間は「わたしって痩せて見えてるのかな?」と嬉しい気持ちもしますが、よく考えてみたら「着痩せってことは、本当は太ってるってこと?」と勘ぐってしまいますよね。
もしかしたら「着痩せするね」と言った本人もただ痩せて見えたから言っただけで、意味を理解して言った言葉ではないかもしれません。
では「着痩せ」とはどんな意味なんでしょうか?
Contents
「着痩せ」の本来の意味とは?
「着痩せ」の本来の意味は、衣服を着ることで本来の体型よりも痩せて見えることです。
服装によって体型の気になるところが隠されたり、身体の細い部分が見えることで実際よりも細く思わせます。
人の生活の大半は衣服を着て過ごすので、着痩せを望む女性は多く衣服を着ていて痩せて見えるならそうしたいと思っています。
体型を気にする女性は着痩せすることを望む反面、自分が痩せて見えていても実はそれが「着痩せ」であることを隠したい気持ちがあります。
「痩せているね」と「着痩せして見えるね」お大違い
「着痩せ」という言葉だけを単純に考えると、痩せているという良い意味に捉えがちですが「痩せている」という意味とは違います。
痩せている相手には「着痩せ」と言わずに「痩せているね」と言えばよい話です。
敢えて「着痩せ」という言葉を選ぶということは、少なからず反対の意味も含まれます。
それは「本当はそんなに痩せていないのに、衣服を着ることで痩せて見えているよね」という意味になるからです。
世間では「着痩せする服」や「着痩せ効果」などというプラスの意味を持ったワードが多いので、良い意味だけだと思って使う人は多いかもしれません。
着痩せの良い意味
単純に細く見えるということです。
服を着ていると痩せて見えるので、実際の体重よりも軽く見えると嬉しいですね。
ダイエットして数キロ痩せるよりも、見た目が数キロ痩せて見える方が嬉しい人も多いです。
衣服を着ているとスタイルが良く見えたりバランスが良く見えているということなので、服装の選び方が上手という意味にもとれます。
着痩せの悪い意味
見た目はともかく、実はそんなに細くないという意味に受け取れます。
衣服を着ていないと太って見えるという意味だとしたら、少し悲しいですよね。
凹凸のない体型だと受け取られることもあります。
細いことがコンプレックスである人が言われたら、健康的に見えないという意味に捉えられることもあります。
「着痩せするね!」と女性から言われたら?
女性から「着痩せするね!」と言われるのは嬉しい場合があります。
痩せて見えたい気持ちがわかる同性からの言葉は「着痩せして見えることが羨ましい」という意味も含まれているので、誉め言葉に受け取れることが多いからです。
仲の良い友人や同僚などに言われると、信憑性が上がります。
親しい間柄であればその人の体型をだいたい分かっているので、痩せて見えることは本人にとっても嬉しいです。
雑誌やテレビで着痩せして見える方法や衣服のコーディネートがあると、つい見てしまう女性は多いです。
多くの女性が着痩せして見えたいのは事実である反面、実はそんなに痩せていない自分をどこかで認めていることになるので、男性には着痩せしていることを隠しておきたい気持ちが強いのではないでしょうか。
「着痩せするね!」と男性から言われたら?
男性が女性に「着痩せするね!」と言うと、場合によっては地雷を踏むことになりかねません。
着痩せとは実際よりも、衣服を着ていたほうが細く見えるという意味です。
意味を返すと「本当はそんなに痩せて見えないはずだよね」と捉えてしまいます。
とても失礼な言葉になってしまいますよね。
例えば、「着痩せするね」と似た言葉に「写真写りいいね」「化粧映えするね」などがあります。
この言葉はどれも少なからず反対の意味が含まれているので、相手の女性の捉え方によっては、かなり失礼な言葉になりかねないのです。
また、体型の話題になるので職場などで発言するとセクハラになりかねません。
男性は女性に対して「着痩せ」という言葉を使うべきではないかもしれません。
着痩せしていると言ってくる男性が親しい友人であれば捉え方も変わってくるので、発言してよい相手かどうか気を付けて使いましょう。
まとめ
「着痩せ」という言葉は使う相手や性別によって少し意味が変わってきます。
もちろん言われた側の捉え方もあるかもしれませんが、「痩せたね」とは違う意味の言葉です。
「着痩せ」という意味はとても良い印象に捉えられることが多いですが、実はその言葉には少し反対の意味が含まれていることを忘れないでください。
ハッキリと「痩せた」という言葉を使わずに「着痩せ」という曖昧な言葉を選ぶということは、別の意味も含まれます。
相手を喜ばせたくて「着痩せするね!」と相手に言う前に、相手との関係性や状況を考えてから使いましょう。