日々の生活で疲れが溜まっていくままにすると、体が悲鳴をあげてきます。
でもただ体を休めるといっても、寝るだけではなんの回復にもならずに起きた瞬間から体がしんどいというのがルーティンのようになっている方もいると思います。
そのような方に知っていただきたいのが「アクティブレスト」です。
アクティブレストとはいったい何でしょうか?
アクティブレストとは?
アクティブレストとは、訳すと積極的に休むということです。
積極的休養ともいわれていますが、つまりは「疲労を回復するためにあえて運動をして改善する」という考え方です。スポーツトレーニング用語として広く知られていて、練習や試合の後にいかに疲労を残さないかということが追及されて行きついた方法です。スポーツを観戦していても試合の後、選手同士でストレッチしたりして体を動かしている様子を目にすることがあるのではないでしょうか。疲労に対して完全休養ではなく、あえて体を動かすことで血流を促進させて疲労を回復させるという方法ですが、これにはどんな効果があるのでしょうか?
アクティブレストの効果とは?
運動をすると血流が良くなり、体に溜まった疲労物質を排出することができますが、そのように体を動かすと70~80%の回復を見ることができるというデータがあります。また自律神経のバランスを整えることができますので、心を落ち着かせるという良い面もあります。ですからアクティブレストは、体の疲労を回復させ、気持ち的にもすっきりとさわやかになり、ストレスを解消することになります。ですが一見、疲れている時に体を動かすなんて逆効果なのではないかと思ってしまいますが、アクティブレストはどうして疲労回復になるのでしょうか?
[ad#codo1]アクティブレストが疲労回復にいいわけ
疲労は血流と大きく関係していて、血液内の細胞にある不要な毒素を外に排出する役割がありますが、血流が悪い人はその溜まった毒素を排出することがうまくできません。それでいくら寝たとしても体に疲労がたまってしまうのです。血管の仕組みとして、静脈で老廃物などを運びますが、静脈は自力運動はできず筋肉のポンプ機能に頼って働いています。疲労して働きが悪くなってしまうと疲労節いつが残ってしまい、疲れやむくみの原因となってしまいます。
そこにアクティブレストをすることによって、体は疲れていたとしても静脈の働きが良くなるので、老廃物を排出し、体のサイクルが良くなってスムーズに疲労を回復させることにつながるというわけです。
アクティブレストのメニュー
ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動といった全身運動を取り入れることは効果的です。体全体の血流が良くなりますので疲労物質やストレス解消に役立つ物質が分泌されるからです。でも頑張りすぎるのは禁物です。あくまで疲労回復を目指す取り組みですので、息が上がらない程度に軽く行うことが効果を生みます。リズムを変えるなどして自分のペースでおこなうことができます。
日常生活の中でそのような時間がない、環境がないという方もいらっしゃると思います。そのような方は日常生活の中でおこなうことができます。仕事場でのエレベーターの使用を階段に変えてみることや電車に乗るときに一駅分歩いてみるなどして、あえて運動を組み込むこともできます。また凝り固まった体をほぐしてあげるストレッチも効果的です。デスクワークをしていると頭と目を使いすぎて気づくと体全体ががちがちということがあると思います。まさに血流が滞り疲労が蓄積されてしまっているわけです。座ったまま腰全体をのばしてあげるストレッチや椅子の背もたれに手置きながら肩と背中を伸ばすような動きをしてあげることもできます。少しのことですが、体がほぐれて気分がさわやかになることを期待できます。
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