花火鑑賞士とは?

NPO大曲花火倶楽部が認定する資格です。
花火に関する専門知識を得たり花火に関する種々の事業を行ったり 加えて、花火作家、花火従事者はもちろん、花火協会や花火主催者、花火写真家など、花火に携わる多くの方々との交流連携を図りながら、日本の誇る伝統芸術である花火文化を守り育て、側面からサポートすることで、花火文化を内外に普及啓蒙をしたりしています。

いわば「花火」というモノを世界に広める宣教師といったところでしょうか。
※NPO大曲花火倶楽部は入会すると年会費が2000円かかります。

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花火鑑賞士になると何ができる?

それだけでは何かが出来るというわけではありませんが「日本花火鑑賞士会」に所属することで会が主催する様々な研修会や事業に関わることが出来るというメリットが有ります。
日本花火鑑賞士会が主催している「新作花火コレクション」は年に一度行われていて日本中から花火師達が集まり花火の腕を競い合う花火の祭典です!選びぬかれた花火のプロ達による新作花火は謂わば花火の最前線。見ておいて損は無いはずです。

花火鑑賞士になるためには?

まずは、試験の申し込みです。NPO法人大曲花火倶楽部のウェブサイトに載っている募集要項から、郵送で試験の申し込みを行います。申し込み締め切りから数日後、テキストと受験票が送られてきます。
テキストの内容をしっかり読み込みましょう。テキストの中身は、花火の歴史や花火の名前など、花火に関する詳しい資料集になっています。花火に関する知識を深めましょう。テキストを一通り学習すれば花火に関する知識がかなり深まると思います。尚、試験範囲はテキストからでています。

・受験資格に関しては以下になります。

(1) 高校生以上
(2) 次のいずれかに該当する者は受験できません。
ア 花火を一度も見たことがない方。
イ 花火が嫌いな方。
ウ 花火を恒久平和に利用できない方。
エ 花火を芸術と思わない方。

■受験料
6,000円
合格された人には、受験料とは別に登録料として3,000円を負担。

 

■資格試験の方法、日時、会場及び合格者の発表
(1)試験方法
オリエンテーションならびに講習受講
筆記とVTRによる花火鑑賞の実技試験

 

(2)日時・日程
第6回は、平成20年10月11日に開催された。
受付時間 10:30~11:00
オリエンテーション 11:00~11:10
講習 13:00~18:10

 

講習の内容
・花火の概要と歴史
・花火製造法と打ち上げ方法
・花火の分類と種類
・花火鑑賞のポイントと全国の花火大会
・花火鑑定士認定試験

■申込み
試験の詳細及び申込み手続きは、以下を参照のこと。

特定非営利活動法人大曲花火倶楽部事務局
〒014-0047
秋田県大仙市大曲須和町1丁目1番57号
TEL 0187-62-6887 FAX 0187-63-4094
大曲花火倶楽部

試験会場は会の本部が有る秋田県大仙市大曲にあります。

※大曲花火倶楽部のpdfより抜粋

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難易度や合格率は?

試験は、記述式です。「次の中から選べ」もあれば、「空欄を埋めよ」もあるし、「図式せよ」もあります。
よって難易度は結構きつめです。より深い理解が求められます。

例: 「映像を見て、玉名を記述しなさい」

※玉名(ぎょくめい)とは、その名の通り、花火玉に付ける名前。
一般的な花火の場合、上昇から開花して消えるまでの様子を表している。
例)昇小花付三重芯引先紅緑銀点滅(のぼりこばなつき みえしん ひきさきべにみどりぎんてんめつ)
上昇中に小さな花がいくつか開き、三重の芯星と外側に親星の合わせて四重の花が咲く菊。
親星は、炭火色(暗いオレンジ色)の尾を引いた後、星が紅→緑と変化し、最後に銀色でピカピカと点滅し消える。
玉名は、表記の仕方がいろいろあって、花火師によって変わってくる。
上記の例は、詳細に書いた場合で、簡単に書くと「昇曲導付三重芯変化菊(のぼりきょくどうつき みえしん へんかぎく)」

なかなか難しいです。

因みに現時点で1055名の方が合格しています。

まとめ

今回は、花火鑑賞士とはどんなものかを紹介しました。

花火好きの方はぜひ、取っておきたい資格ですね!




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